今井町のご紹介

嘉雲亭

             

嘉雲亭

今井町の歴史

室町時代末期、一向宗本願寺の僧侶が建てた布教道場を前身とした称念寺を中心に、寺内町として今井町は作られていきました。
地域を取り囲むように設けられた環濠跡、屈折している通り、牛馬をつなぐための駒つなぎなど、
今井町の造り自体に、独立した自治都市を築いた歴史があらわれています。
自治都市として商業で発展を遂げ、「海の堺、陸の今井」とも称されました。
江戸時代には、独自の紙幣「今井札」を流通させ、「大和の金は今井に七分」といわれるほど繁栄を極めました。
最も栄えた時期には、家数は1000軒を超え、軒を連ねる様子は「今井千軒」と言われました。
今でも東西約600メートル、南北約310メートルの敷地には、およそ500軒もの伝統的建造物が軒を連ねます。
その町並みの文化的・歴史的価値の高さから、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定。
今西家住宅をはじめ、9軒が重要文化財、3軒が県指定文化財、6軒が市指定文化財に登録されています。

お祭り

  • 大峰山登山

    大峰山は、山上ヶ岳・稲村ヶ岳・八経ヶ岳などの大峰山脈の総称で「日本百名山」や世界遺産にも選ばれています。修験道の場所として知られ、宗教上の理由から女性の立ち入りを認めない「女人禁制」は、伝統的な習わしです。宿泊された方とともに亭主も登頂することがあります。詳しい内容、料金、時期について、興味のある方はご連絡ください。

    大峰山登山
  • お水取り

    東大寺の二月堂で行われる修二会は、一般的に「お水取り」と呼ばれ、奈良に春を呼ぶお祭りとして有名です。毎年3月1日から14日まで、2週間に渡り開催されます。12日から13日の深夜には、二月堂の下にある若狭井に水を汲みにいきます。ご希望の方は一緒に同行し案内させていただきます。興味のある方は一度ご連絡ください。

    お水取り
  • 春の神武祭

    奈良県橿原市を代表する春の訪れを告げるお祭りです。毎年4月に開催され、地元では「神武さん」の愛称で親しまれています。主な会場となる橿原神宮は、神武天皇を祀るために民間有志の請願により、創建されました。地元アーティストのコンサートやプロジェクションマッピングなどが実施され、多くの方が参加して盛り上がります。

    春の神武祭
  • 今井町町並み散歩

    毎年5月の第2土曜から第3日曜にかけて開催されるイベント。江戸時代に月に6回開かれていた「六斎市」を再現し、復活させたのが始まりです。期間中は、非公開の重要文化財の建物の内部公開や今井町全体が会場となって写真や絵画で町を彩る「まちかどアート」、茶人や武将に扮して町を練り歩く「茶行列」など催しております。

    今井町町並み散歩
  • 風鈴まつり

    7月1日から8月31日に渡り、おふさ観音で開催されます。境内には2,500個もの風鈴が夏風に揺られて、涼やかな音色を奏でます。日本各地の風鈴の展示会や即売会なども行われます。風鈴の起源は古代中国で、風に揺られて鳴る音が魔除けになると考えられていました。境内に響く風鈴の音が厄を払い、涼を運んでくれることでしょう。

    風鈴まつり